初日ウィング・テントのトリを務めたのは、現在最も注目を集める新世代ミクスチャー・バンド、RADWIMPS。そのどこまでもキャッチーな楽曲と新人離れしたバンド・アンサンブルは、多くの<ラッド中毒者>たちを生み続けている。今日のステージでも曲中に突然「イナバウアー」を披露したり、“与作”のフレーズを歌いだすなど、どこか一筋縄ではいかない謎のパフォーマンスも大ウケだった。そして、彼らの最大の魅力であるコトバの力に今日もやられた。《こんな僕にもできること 飛んで火にいる夏の君》なんて、ほんと今日のこの日のためにあるような歌じゃないか。RADWIMPSは確かな「軌跡」と「奇跡」をこのウィング・テントに残し、笑顔でステージを去っていった。(洪弘基)